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「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」
東京ステーションギャラリーで、「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」展。

精神病院に収容されてから亡くなるまで描き続けた作品ということで、観ていて辛くなっちゃうとやだな、と思っていたのですが、意外と大丈夫でした。

アウトサイダー・アートの作品って、“止むに止まれぬ感”がひしひしと伝わってくる場合がありますが、この人の場合は、なんというか、脳みそのシワを広げて見せられてる感じ。それも全部じゃなくて部分的に。

きっとそのお陰でしょう、しんどくなかったのは。
全部広げてグイグイ見せられたら、多分気力負けする(笑)。

展示の一番最後にあった、作品に書き込まれた言葉をひたすら読み上げるという映像が、ザ・現代アートって感じで、イイネ!

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「ゴールドマン・コレクション これぞ暁斎!」
Bunkamura ザ・ミュージアムで「ゴールドマン・コレクション これぞ暁斎!」。

久しぶりに渋谷へ行きました。
美術館はまあまあの人出でしたが、駅から美術館までの道のりは意外と人が少なかった。
渋谷=人ごみでウンザリ、というイメージがあるので、歩きやすくて良かったです。

カラスを描いた作品ばかりを集めたセクションに、正面向きのヤツ発見。
以前観た《鯉魚遊泳図》もそうだけど、正面向きのインパクトが恐ろしい。
それとも、あれか。何か強迫観念でもあるのか、私。正面恐怖症なの?

《月に手を伸ばす足長手長、手長猿と手長海老》《笑絵三幅対》の猫など、動物が印象深い。
《雨中さぎ》のモダーンさ。

あとは《鬼をおとりに河童を捕まえようとする鍾馗》ね。
河童に尻子玉を狙われているのに顔を赤らめている鬼。
そしてそれを草むらに隠れて見ている鍾馗。
なにこれ、新手のBL(笑)?

人間部門では、《お化けに腰をぬかす男》も良かったんだけど、やっぱり《男をさらう鬼》にさらわれてる男かな。動揺っぷりとスピード感。

《鍾馗と鬼の学校》の前で、30代くらいのカップルの女性の方が男性に「尻子玉とは何か」を説明してあげてました。尻子玉を知らずに一人前の男とは言えないもんな。

悩んだけど図録は買わずに帰る。


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いとうせいこう×須田悦弘トークショー「植物に動かされる僕たち」
東京都美術館講堂で行われた、いとうせいこう×須田悦弘トークショー「植物に動かされる僕たち」に行ってきました。

先日観た開館90周年記念展 木々との対話─再生をめぐる5つの風景」の関連イベントです。

いとうさんと須田さんとは、いいとこ突いてくるなあ、と思っていたのですが、その経緯が冒頭で紹介されました。

司会を務める都美館の方のお話によると、展覧会の準備段階で須田さんに「なぜ植物を彫るのか」と尋ねたところ、「植物に彫らされている」との答え。ん?どこかで聞き覚えが…。“ベランダー”いとうさんの「植物にやらされてる」発言と同じじゃないか!
と、こういう流れで実現したトークショーだそうです。ありがとうございます!

「風媒花→虫媒花→人媒花」という植物の戦略についての話題がやけに盛り上がっていて笑う。
私も多肉植物を育てている時に「コイツ、調子に乗ってんな」と思ったことがあるので、やらされてる感は分かる気がします。

木の生死については、客席にいた舟越桂さんのコメントも含め、色々な考え方に触れて脳の刺激になりました。
あ、舟越作品に“寄生”しても良いとのお許しが出てました、ご本人から(笑)。

大倉集古館の普賢菩薩のケース内に《雑草》を展示した時の経緯(恐る恐る頼んでみたらあっさりOK)と、展示を観た“偉い先生”のリアクション(「ケース内に雑草が!どういう管理をしているのか!」とご立腹→現代美術の展示です→「いいね!」)の話も面白かった。

須田作品がいつも“部分”であることについて、いとうさんが連歌と俳句に例えていたのが印象的。
ちなみに須田さんは一茶がお好きとのこと。

初対面だと言うお二人のトークは、想像以上の盛り上がりをみせ、あっという間の1時間でした。
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「木々との対話──再生をめぐる5つの風景」展
東京都美術館で、開館90周年記念展「木々との対話──再生をめぐる5つの風景」。

土屋仁応(つちや よしまさ)
この展覧会は、舟越桂の展示室以外は写真撮影OK(フラッシュはNG)なのですが、この展示室だけモーレツに写真撮られまくってました。「子犬」とか「羊」とか、カワユイもんね。
私は写真撮影欲よりも、あの質感に“触りたい欲”をかき立てられました。
もちろん我慢しました。

田窪恭治
窓の外が坪庭の様にしつらえてあって、ブロンズ製の「イチイの木」の枝が展示してある。そこに黒と青の蝶が偶然ヒラヒラ飛んで来た。暑さでちょっと弱っているのかな、という様な飛び方でした。しばらく眺めていたのですが、ブロンズ製の「イチイの木」の枝には全っ然止まらないんだよね、面白いもので。

須田悦弘
「雑草」「ユリ」は作品タイトルなどの表示が壁面についているので、親切仕様ですね。
「バラ」は展示空間と相まって、時間が止まっているような不思議な瞬間が唐突に訪れ、クラッとしました。ありがとうございます。
会場の外に展示されていた「朝顔」(アートラウンジ)「露草」(美術情報室)は、近くに係員さんがいるので、「どこにありますか?」と質問している人が続々。
えぇーっ、そんな興ざめなことってある?
幸いなことに、私自身はタッチの差でネタバレの憂き目には遭わずに済みましたが、後から来た人たちがガンガン聞いてたので、中には「えっ、自分で探したかったのに聞こえちゃったよ!」という人もいたかもしれない。
「露草」は隠れてるのに「ドヤッ!」てな存在感を放っていて、ニヤッとしてしまう。


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特別展「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」
日比谷図書文化館日比谷図書文化館で特別展「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」の“後期・ish編”を観てきました。

祖父江慎を知ったのは高校生の頃。吉田戦車の「伝染るんです」を手にした時です。あの「なんなんだこの本(の装丁)!」という衝撃は忘れられません。
“前期・cozf編”はその当時を含む20世紀編で、“後期・ish編”は21世紀。

現物展示+制作プロセス、素材やら各種資料やらで、本が欲しくなる展覧会。
美術品と違って、本はすぐ自分の物に出来るからいいよね。
限定版とかじゃない限り。

漱石コーナーに、高さ2mくらいの巨大「心」が10数ページ分、実際にパラパラめくれるように設置してあったんですが、これ人目がなかったら絶対挟まれにいってたわー。
まわりにマジメな顔した大人の人たちがいたので、上半身の3分の1くらいで我慢したけど。
でも、なかなかないよ、巨大な本に挟まれる機会って。


帰りに本屋で「クイック・ジャパン
」のおそ松さん特集を立ち読みしてたら、あの独特のサイケ/ポップな色調は、竹書房の「おそ松くん」装丁の色使いに影響を受けていたことが判明。
それ今観て来たとこ!!




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